ゼロファンさんよりゼロアイ小説9


第八十六話「終戦直後」

ブラックホールが消えた5分後。
アイリス「♪♪」ゼロ「はしゃぐなよ・・」
アイリス「好きよっ♪!」ゼロ「・・・」赤くなる。
アイリス「可愛い♪」ゼロ「可愛いって言うなって・・」さらに赤くなる。
X「今度こそ終った・・」
ホー「ようやく二人がくっついた・・」
X「いや、一応そっちじゃないだろ!」
ヴァジュ「終わりよければすべてよし♪」
X「じゃあハンターベースに戻ろうか・・」
ヴァジュ「ブラックゼロさんはこれからどうするのですか?」
ブラック「あ?俺はハンターってガラじゃねえからそこら辺ブラブラし・て・る・か・な?」ヴァジュ「そうですか・・」
ダイ「俺もとっとと帰るか・・」どっかに行く。
そこにエイリアたちがやってきた。
エイ「みんな!大丈夫だった?」
X「ああ。なんとか・・」マー「Xーー!」飛びつく。X「わわっ!」
ゼーラ「ホーネックぅ〜〜〜!」抱きつく。ホー「わああっ!」
ベル「ヴァジュ様ああああ!」ヴァジュ「ベルカナさん・・」
ベル「よかった・・本当に・・・うぅ・・」ヴァジュ「すみませんね・・こんなバカな奴で・・」
ゼレス「兄貴・・!」
ゼロ「おうゼレス、さっきはありがとな。」
ゼレス「くう・・はあ・・」ゼロ「どうした?」
ゼレス「あいつらの・・今度の敵の兵器は・・」
ゼロ「ストロンゲストとか?」
ゼレス「ああ・・その兵器が・・親父の鉄鋼業社で作ったものらしいんだ・・」
ゼロ「何だと・・?」アイリス「そんな!」
ゼーラ「そ、そうなの!?あの優しいパパがそんなこと・・・!」
ゼロ「だから言ったろ・・あいつの優しさは嘘なんだよ・・イレギュラーだ!」
アイリス「ゼロ君・・」
ホー「じゃあ・・潜入しましょうか?」
ゼロ「やってみるか・・」

第八十七話「真相」

ゼロたちは工場に侵入した。
ゼロ「何でアイリスたちまでいるんだ・・」
アイリス「なりゆきかな?」
マー「堅いこと言いなさんなって♪」
ゼロ「アホ・・」ブラック「アホ♪」マー「なによ!」
ホー「しっ!ここでは静かにしないと危ないですよ・・ゼレスとゼーラさん以外は・・ん?」触覚のセンサーで隠し通路を発見した。
ゼロ「よし、入るぞ・・」
中ではさまざまな機械やラッシュギア鉱石、液化ラッシュギア、そしてストロンゲストがあった。
X「ア・・!ストロンゲスト!」
ベル「どうやら本当だったみたいね・・」
ゼーラ「なんで・・・!?なんでよ・・・!」
ゼレス「ぐ・・あ・・!」
ホー「なんでラッシュギアを分けてくれたんだよお前の親父は?」
ゼレス「いや・・あの時は開発部長に頼んだから・・」
ゼクルス「やあ諸君、ようこそ我が秘密兵器開発部へ。」
浮かぶ椅子に乗って金髪、短髪(むしろハゲ風)の成金風の男ゼクルスが現れた。
ゼレス「親父!」ゼーラ「パパ!なんでこんな・・!」
ゼク「ジェノサイダー8やルーラー3、ストロンゲストまで倒すとは・・」
ゼレス「なんでだ!何でこんなことしたんだ!」
ゼク「世界を・・宇宙を手中に収めるという理由だけでは不満かな?」
ゼレス「・・・!」ゼーラ「そんな・・」
ゼロ「いい加減にしろ!!」
ゼク「おや、そこにいるのは我が長男、ゼロ・・久しぶりだな。」
ゼロ「このやろおお!やっぱりお前が母さんを!」
ゼク「ここで『やっぱり』というのはあわないが・・確かに貴様の母、セントを殺したのは私だ。」
ゼロ「やっぱりか・・」エイ「なんてことを!」
ゼク「なぜかを教えてやろう。25年前、すでに私の宇宙制服計画は始まっていたのだ。
武器も金も何もかもある。ただ・・・後継者が必要だった。
だからだれか妻が必要だった。セントを妻に迎え、結婚の3年後、天才児ゼロが生まれた。
念のため他にも産ませた。ゼレス。ゼーラとな。
しかし今から18年前、セントは私の計画に気づいてしまった。
しかもゼロ達を逃がそうとしたから殺したのだ。
まあ後継者はすでにいたからかまわなかったんでな。
しかしそれをゼロに見られた。だからゼロも殺そうとしたが・・失敗した。お前は天才児・・
生まれて3日で歩き出し、1週間で言語を使い、
2年で大人一人を殴り飛ばす力を持っていたのだ。」
ゼロ「その力で倒してやるよ・・!こんどこそな!」
X「ゼロ・・」ブラック「母親・・か・・。」
ゼク「その後ゼレスとゼーラが育ったがゼロほどの力がない。そこで私はある手段をとった。」
ゼロ「なんだ・・!」
ゼク「その手段を教える前に、私の正体を見るがいい。」

第八十八話「18年の決着」

X「あ・・・・!!ああ・・そ・・そんな・・・・!」
ブラック「・・・・・・・・・!!!!」
アイリス「ウソ・・・」
ゼレス「あ・・・わ・・・」
ゼーラ「なに・・あれ・・・!?」
ゼロ「シグマ・・・・。」
Σ「ふわははははは!!!!どうだ!驚いただろう!ゼロ、ゼレス、ゼーラ!
貴様らの父親であり、母親の敵はこのワシだ!」
ヴァジュ「なんとまあ。」
ホー「何であいつが・・・!」
Σ「話の続きだ。ワシに忠実な部下を作るために戦闘レプリロイドを作ろうとしたが
ネクロバットのように逃げ出すものやあまり強くないもの・・
全部失敗した。そこで今度はすでに強豪と呼ばれるレプリロイド・・
特にイレギュラーハンターを操る計画を立て・・
Σウィルスを作ったのだ。そしてワシもそのウィルスと一体化し何度でも蘇る力を得た。
そしてあのサーゲスと出会い科学力を身につけアジールやバイオレンをはじめとするレプリロイドを作ったり
Σウィルスでドップラーを手下にしたりしたのだ・・・」
ブラック「俺もその中の1人だったって訳か。ヴァジュリーラもホーネックも。」
ベル「私もね・・」
Σ「そうだ。ブラックゼロ、やはりワシはゼロを・・
ワシの見た中で最強のレプリロイドが欲しかった。
忠実な・・な。だから貴様を作ってやったのだ。」
ブラック「へえ〜。・・・死ねこのやろお!」バスターを放った。
Σ「ぬう!」命中した。けっこうダメージがあった。
Σ「チッ・・」ホー「消えちまえ!ホーネックバースト!」
Σ「ハアッ!」バリヤーで回避。
ヴァジュ「ニードルトルネード!」X「プラズマ・フルバースト!」
Σ「このバリヤーはそう簡単には敗れんぞ!いけ!ストロンゲスト!」
5体のストロンゲストが襲い掛かってきた。
ブラック「ブラックホールバースト!」1体破壊。
ホー「エナジー・トライアングル!」2体目破壊。
ヴァジュ「ブラックバード・レボリューション!」3体目破壊。
X「ゴールデン・ストライク!」4体目破壊。

エイ「どうしたの!?早く5体目を倒しなさいよ!」
ホー「アレ?隊長は!?」
マー「どうしたのよ!」
ゼロ「ぐ・・・」アイリス「ゼロ君・・!」ゼーラ「そんな・・ウソ・・」
ゼレス「なんてこった・・・」
ベル「無理もないわ・・ね。実の父親があんなだから・・」
アイリス「戦って!ゼロ君のお父さんが誰かなんて関係ないわ!みんな待ってるのよ!」

ゼロ「アイリス・・・・・・・・・そうだな。」笑った。
ストロ「グオオオオ!」ゼロを殴ろうとする。
ゼロ「うおおおおおおおおおお!!」ゼロのパンチがストロンゲストの拳を砕いた。
ストロ「ガッ!?」
ゼロ、飛び上がりストロンゲストの頭を殴った。簡単に崩れ落ちる5体目。
Σ「バカなあ!」ゼロ「Σ・・消えろおおおおお!!」サーベルで切りかかる。
Σ「なんの!」バリヤーが破られることを読んでいたのか、すでにサーベルを用意していたΣ。
Σ「ぐ・・ぐうううう!!」ゼロ「お前の負けだ!」
Σ「な・・なんだ・・何なんだ貴様はあ!ワシは何度でも復活する!無駄なのだ!貴様は何をしようというのだああ!」
ゼロ「アイリスと・・結婚する!」Σを切り裂いた。
Σ「ぐおおおおおおおおおお!!!!!!」
アイリス「ゼロ君・・・!やった・・・!!」
ゼロ「アイリス・・結婚するぞ!!!」

 

第八十九話「結婚」

アイリス父「ふむ・・まあアイリスがしたいというのだし・・」
アイリス母「そうね・・ゼロ君もいい人だし・・」
アイリス父「いいだろう。アイリスを幸せにしてくれたまえ。」
ゼロ「ふう・・・」アイリス「やったぁ!」
ホーネックたちがドアあけて出てきた。武装して。
ホー「おめでとうございまーーす!」涙目。
ゼーラ「おめでとーー!」
ヴァジュ「おめでとうございます。」
X「おめでとう!」
ゼロ「何で武器持ってるんだよ・・」
ヴァジュ「いや・・ホーネック君が・・ご両親が許さなかったら飛び込むとか言って・・」
ホー「なんだよ!お前だって楽しそうに武器磨いてたじゃねえか!」
ブラック「なんだ・・殺さないのか・・」ホー「残念そうに言うな!」
エイ「なに考えてんのよ・・!全くあなたって人は・・」
ブラック「結婚式終わったらにするか・・旅。」エイ「聞いてない・・!」

そして結婚式当日。
マー「いいなあアイリス・・・。」
ゼーラ「これで名実ともに『お義姉ちゃん』ねっ!」
ゼレス「ん?じゃあカーネルは・・義兄?」
カー「悪いか・・?」ゼレス「いやっ!そういうわけじゃ!」
ホー「ウウ・・隊長〜・・」ゼーラ「泣かない泣かない。」
ヴァジュ「どうも。司会のヴァジュリーラFFと申します。
ゼロさん、アイリスさんの友人といった関係です。
ではお二人に出てきていただきましょう。どうぞ!」
二人が出てきた。ゼロはタキシード、アイリスは綺麗なウエディングドレスを着て入場した。
ベル「綺麗・・!」
ヴァジュ「おめでとうございます・・」
ホー「たいちょおおお!!!」ゼーラ「そんな叫ばなくても・・」
マサイダー「すげえ喜びようだな・・」ナマズ「ハハ・・」
ヴァジュ「それでは他にいなかったんで仕方なく仲人の役を買わされたシグナスさん、祝辞をどうぞ。」
シグ「な・・!あ、ゴホン!え〜本日はお日柄も」ヴァジュ「以下略です。」
シグ「こらあ!」ブラック「あははははははははははは!!」
ヴァジュ「それではご友人からなんかどうぞ。」
ベル「投げやりな言い方・・」
ホー「おめでとうございます!こうなるって信じてましたぁ!」号泣。
ゼロ「ありがとよホーネック!」
X「おめでとう。昔から二人を見ていて・・
こういうことになってくれたことを心から嬉くおもいます!」
アイリス「X君・・!」ゼロ「ありがとよ・・!」
ブラック「勝手にしろ!」ヴァジュ「あらま」ブラック「・・楽しく・・な(小声)。」

アイリス「ハハ・・」ゼロ「ありがとよ・・(小声)」
エイ「・・おめでとう・・ゼロ。それにアイリス。」
X「なんか元気ないな・・」ベル「どうしたのかしら・・。」
エイ「ゼロがはじめてハンターベースに来た時・・
ちょっとからかってイジめちゃって・・
それでしばらくしたらこっちがけっこう言われるようになっちゃって・・」
ゼロ「あいつ何言ってんだ・・?」アイリス「どうしたのかな?」
エイ「そのうちに・・なんだかゼロがほっとけなくなって・・私・・今日始めて気がついた・・ゼロが・・好き!」
X「!?」ホー「!?!?」アイリス「エッ!?」ヴァジュ「なんと・・!」
ゼロ「・・・・・・・・・・!!!!!!!!」
エイ「ごめんなさい・・こんな時にこんな話して・・バカみたい・・」
ブラック「ホントだ・・楽しくネエ気分になっちまった。」
ホー「バっ・・こんなときに・・!」
ブラック「性格悪い女だなあ・・いいのは顔だけかよ・・」
エイ「・・!」ブラック「だから彼氏できねえんだよ!」
エイ「なんですってえ!」マイク持って殴った。
ブラック「いって・・」エイ「もう一回言ってみなさい!」
ブラック「性格悪いから彼氏できねえんだ!」エイ「うるさーーい!」振り回す。
ブラック「ハハッ!」
ゼロ「エイリア・・元気になったな。」
アイリス「ホントに・・!ひょっとしてこのこと考えてたのかな・・?」
ゼロ「ブラックが・・か・・。」
ヴァジュ「ヴァジュリング!」X3で相手の動きを止める輪。
エイ「キャっ!」動けなくなる。
ヴァジュ「乱闘はこの辺にして、そろそろ誓いのキスしていただきましょうね。」

ゼロ「あ・・」アイリス「どうしよ・・」
ゼーラ「どうしようもこうしようも!キスするしかないでしょぉ!?」
ゼロ「そうだ・・な。ハッ。」」アイリス「そうね・・。ウフ。」

そして二人はキスして・・結婚した。

    ELITE HUNTER ZERO