バレンタインの3日後。ゼロがテレビを見ていて、間違えてリモコンを押してニュースのチャンネルに変えてしまった。
ゼロ「あ、ヤベ。早く元に・・・」
キャスター「去年のイレギオン襲撃事件(第一話のゼロ赤面気絶事件)でイレギオンを使って町を破壊したのはレプリフォースと判明しました。
イレギュラーハンター上層部はレプリフォースに武装解除を命令し・・」
ゼロ「何だこりゃあ!!!!」
ハンターベース
ホー「あ、隊長!今朝のニュース見ました!?イレギオンのアレが・・」
ゼロ「ああ!どういうことだ全く!」
X「大変だ!レプリフォースがクーデター起こした!」
ゼロ「な、ナニイ!?」
ダブル「あいつら最悪デシ!」
ホー「誰だ!?」
X「うちの新人のダブルだよ。」
ゼロ「ともかくカーネルに話を聞いてくる!」
アイリス「ゼロ君・・・!」
ゼロ「アイリス?どういうことだクーデターって!」
アイリス「お兄ちゃんが・・・軍人が武器を捨てるわけには行かないって・・・。ジェネラル将軍も・・・」
ゼロ「と、ともかくカーネルにメールだ!・・・・ダメだ、2時間待っても返事がこねえ!」
X「絶対に返信来ないと思うよ・・・。」
ホー「相当パニくってるな・・。」
ダブル「この5つの場所にレプリフォースの幹部が居るデシ!早く倒すデシ!」
アイリス「エ?!倒すって・・まさか・・」
ダブル「殺すデシ。」
アイリス「!!!!!」
エイリア「アイリスの前で言わないほうが良かっわね・・。上層部は彼らをイレギュラーとみなしたの・・・。」
アイリス「スティングレン君も・・ビストレオさんもフクロウルさんもキバトドスさんもスパイダス君も・・・?」
エイ「そういうことに・・なるわね・・・。」
アイリス「イヤよそんなの!!!殺さないで!お願いだから!」
X「俺もできればそうしたくないけど・・・」
ゼロ「だったらお前はそこにいろ。俺ひとりで行ってくる。」
ゼロ以外「!!??」
ゼロ「できればそうしたくない?『できればしたくない』じゃなくて『できなくてもする』んだよ。」
ホー「でも上層部が・・・」
ゼロ「上層部の怒った顔よりアイリスの泣き顔の方がはるかにイヤなんだよ。」
アイリス「ゼロ君・・・。」
X「・・・俺も行くよ。誰も殺さない。」
X、ゼロ、ホーネックは幹部の居る場所へ。
他のハンター達も小さな基地へ向かった。
そしてカギキラジャングル。
ゼロ「ここに・・・」
スパイダス「久しぶりだなゼロ!」
ゼロ「お前がゲリラ部隊行ってそれっきり、か・・・?」
スパ「あのビーム砲を止めに来たんだろ?じゃあ俺を殺すしかないぜ。
ヒヒヒ、俺の体内に砲台のプログラムがあるからな。」
ゼロ「殺すだと?そうは行かないな・・」
スパ「そう。俺を殺すなんて不可能だよ!ライトニング・ウェブ!」
ゼロ「アースクラッシュ!!」 ビーム砲を完全に破壊した。
スパ「・・・・・?あ、あああああ・・・」
ゼロはスパイダスを殴り飛ばし気絶させ、肩に乗せてジャングルを後にした。
ハンターベース
アイリス「お願い!お兄ちゃんとは戦わないで!」
ゼロ「少なくとも・・殺しはしない。」
アイリス「・・・・・」
エックスは火山に、ホーネックはレプリフォースの輸送列車に向かっていた。
X「ふう・・こんな火山に基地構えるなんて・・・。どんな幹部が待ってんだか・・。」
ドラグーン「俺だよ。」
X「エ!?ドラグーン?!君は第14部隊の隊長じゃないか!どうして・・。」
ドラグーン「・・・・勝負だ。」
X「急に何を・・!」
ドラ「やる気がないようだな。じゃあやる気を出させてやる。
俺はレプリフォースに
寝返った。そして・・あの時イレギオンを操作していたのも俺だ。」
X、一気に頭に血が上る。「・・・!お前のせいでどれだけの人が死んだかわかってるのか!
お前はただのイレギュラーだ!」
ドラ「それでいい・・さあ来い!」
X、まずはバスター連射。しかしドラグーンの炎のキックを喰らってしまう。
ドラ「まだまだ終わりにはせんぞ・・・」
その頃ホーネック。
普通の電車や新幹線を襲って自分らのエネルギー供給のたしにしている輸送列車にたどり着いた。
ホー「全く・・・ゼーラさんが今日旅行から帰って帰ってくるって言うのに・・
その電車が襲われてたら・・あいつら・・おっと、頭に血が上ったら殺しちまうかもしれない。
気をつけないと・・・ん?」
ビームが撃たれ、何とかよけるホー。
ホー「な、何だ?!」
ビストレオ「俺の名はスラッシュ・ビストレオだ!久しぶりの戦い・・・・楽しませてもらうぞ!」
ホー「あいつがビストレオか・・」
その時、レプリフォースの隊員がゼーラを新幹線から引っ張り出した。
ゼーラ「何すんのよ!あ、ホーネック〜!早く助けて〜!」
ホー「当然!ビストレオ、お前に勝ったらゼーラさん返してもらうぞ!」
ビスト「いいだろ、かかってきな、ツインスラッシャーー!」
ホー「ウワっ!!」
ゼーラ「!」
ホー「今度はこっちの番だ!エナジー・トライアングル!」
ホーネックは手から三角形の光線を出し、ビストレオに命中。
ビスト「グア・・!何だコリャ・・・?あいつが整形して強くなったっていうホーネックか・・」
ゼーラ「整形とか言わないでよこの野獣!!」
ビスト「うるせえな・・次はこの技だ!疾風牙!!」
ホー「ビーム・ブレイド!!」
今度はホーネック、腕から出たエネルギーを使って剣を作り出した。
ビスト、はじかれる。「な・・なんて野郎だ・・・。」
ホー「俺は・・もう名ばかりの副隊長じゃない・・もう立派に隊長不在時の隊長として戦えるようになったんだ!
立派にゼロの代わりとしてお前を倒せるんだ!」
ビスト「それがどうしたーーー!!!」
ゼーラ「!!」
ビスト、ゼーラを人質にとる。
ビスト「これで手出しできネーだろ!さあ、こいつを助けたけりゃ今すぐ自殺しろ!」
ゼーラ「ふざけないでよ!ホーネック、こんなやつのいうこと信じちゃダメ!」
ホー「・・・・・」
ビスト「自殺しねえなら・・ビーム砲を撃て!」
砲台からビームが撃たれ、大爆発。煙がはれたとき、ホーネックはビストレオを捕まえ、腕を押さえてさらにゼーラから離れた所に移動した。
ホー「いい加減にしとけ。」
ビスト「う・・うああ・・・」
ホー、ビストレオの顔にパンチを食らわせ、気絶させる。
そしてレプリフォース全員をも気絶させ、ハンターの飛行船を使いベースに連れ帰さ
せた。
ゼーラ「アリガト、ホーネック♪チュッ」
ホーネックの頬にキス。
ホー「ウワワワワワワ・・・・・!!」真っ赤になって鼻血噴出。
ゼーラ「そういえばお兄ちゃんもお義姉ちゃんにキスされて赤くなったって聞いたけど・・・
ホントにホーネックもお兄ちゃんみたいになってるわね・・。」
その頃エックス。
X「フルチャージバスター!!」
ドラ「火炎放射!!」
X「はあ・・はあ・・かなり強くなってる・・」
ドラ「当然だ。奴の力を使っているのだからな・・。」
X「奴?誰のことだ?」
ドラ「死ねエエエ!!」
指先から巨大な炎の塊を出した。
ドラ「バーニング・クリメイション!」
X「いや、それ別の漫画!」
ドラ「くらええい!!」
X「!いまだ・・!」
ドラグーンの炎をダッシュでかいくぐり、フルチャージバスターを食らわせた。
ドラ「な・・なに・・・・!??」
ドラグーン、倒れる。
X「いったいどういうことなんだ・・?」
その時、黄色い何かがドラグーンにピンク色のビームソードでとどめを刺した。
X「な・・なんだ!?ド、ドラグーーーン!!!そんな・・嘘だ!あ、あああ・・」
X「うわああああああああああああ!!!!!!!!!」
Xとゼロ、ハンターベースに戻ってきた。
X「うう・・・」
ホー「大丈夫かよそのケガ!!」
ダブル「早く医務室はこぶデシーー!」
アイリス「また殺したの・・?ねえ・・なんで!?」
ゼロ「うるさい・・・黙れ・・・!!」
アイリス「!!」
エイ「!?どうしたのよゼロ!」
ダブル「レプリフォースから通信デシ!」
カーネル「ゼロ!メモリアルホールに来い!勝負だ!」
ゼロ「・・・・・」
アイリス「やめて!行かないで!行っちゃダメ!」泣いて説得しようとする。
しかし今のゼロにそんな言葉は聞こえない。
ゼロ「レプリフォース最高幹部か・・・」
上層「いい相手だ。始末して来い!」
ゼロ「命令するな・・殺すぞ・・・。」
上層「!!」
ホー「やめてください!アイリスさん泣いてるじゃないですか!グホッ!」
ゼロに腹を殴られた。
そして、ゼロはカーネルを倒しに向かった。
そしてメモリアルホール
カー「久しぶりだな・・私はあのときより遥かに強くなった。キバトドスなど足元にもおよばうお!?」
話を中断するゼロの攻撃に驚くカー。
カー「敵の話を聞く余裕がある男だと聞いていたが・・。まあいい!くらえ!」
お互いのサーベルが激突する。
ゼロ「殺す・・殺す・・」
カー「こいつ、イレギュラー化したか?」
ゼロ「氷裂斬!!」
カー「グア!!」
弱点をくらい、さらに何度もバスターで打たれるカー。
(この小説ではX4でもバスターやアースクラッシュが使えます。)
アイリス「やめてえ!」
カー「?!アイ・・」
ゼロ「殺す・・!」
アイリス「お願い!もうやめて!」
カー「軍人が戦いを捨てることはできんのだ!!」
ゼロ「殺す!」
サーベルを構えて互いに突進する。
アイリス「イヤアアアアア!!!!」
アイリスの涙が床にいくつも落ちた時、二人は倒れていた。
しかし、どこも怪我はしていない。アイリスが気づくと、そこには第十話でベルカナを助けた青髪の青年がいた。
二人を殴り飛ばしていたのだ。
青髪「女性を泣かせてまで戦うというのはいただけませんねえ・・クス。」
ゼロ「何だお前は・・。」
青髪「ゼロさんは相当頭に血がお昇りのようで。しばらく休んだほうがよろしいですよ。
ま、あれだけ疑われ目の前でお友達が亡くなればそうなっても仕方ないといえますかね・・
繊細故に壊れればどうなるかわかったものじゃない・・
それよりカーネルさん、正常なのに妹を泣かせて戦うとは・・ひどいお方だ・・。
軍人のプライド、そんなにお大事ですか?では。」
そう言って消えていった。
アイリス「・・誰?」
ゼロ「・・・ゴメンな。」
アイリス「え?」
ゼロ「泣かせて・・。」
アイリス「いいのよ・・元はといえば・・私が悪いもの・・」
カー「くっ・・今回はこれで終わりだ・・しかし次はないぞ!」去る。
ゼロ「帰る・・か・・」
アイリス「うん。」
ダブル「レプリフォースが宇宙港へ集まりだしたデシ!」
X「わかった!みんな!出動しよう!」
ケイン博士「3つに別れていくのじゃ!一つに固まっては集中的に邪魔されるからの!」
ゼロ「じゃあどう分ける?」
エイリア「ハンターベースの中でのベスト3はゼロ・X・ホーネックだから・・この3人を分けて・・・」
そういうわけで、ゼロの部隊は海、
Xの部隊はドラグーンと戦った火山地帯、ホーネックの部隊は街の上空をそれぞれの飛行機で通って宇宙港まで行くことになった。
ゼレス「何でホーネックのほうが他の隊長たちより強いのにアニキの部隊の副隊長のままなんだ?」
ホーネック「俺は一生隊長の部隊の副隊長でいたいって思ったんで・・俺が隊長と同じってのはいやなんだ。」
ゼレス「フ〜ン・・・。」
シグナス「では出動してくれ。」
そして飛び立つ。火山帯まで来たX。
X「何でマーティとベルカナも乗ってるの?危険だよ!」
マー「いいのいいの堅いこと言わないの!」
ベル「そ〜ゆ〜こと〜♪」
X「まったく・・・。」
マー「ここでドラグーンと戦ったの?」
X「うん。・・!?」
配線コードに触れてしまったXは倒れてしまった。
ダブル「大丈夫デシ!?」
X「う・・・ここは・・?飛行機の中じゃ・・?」
??「潜在能力・・測定不能!?信じられないわね。」
X「誰だ!?」
??「私はサイバー・クジャッカー様よ。ここはデータの世界。
シャドウハンター事件で来たから知ってるでしょ?
私はあなたのデータを消すため作られたのよ。」
X「どうやら戦うしかなさそうだな・・。」
クジャ「死になさい!」孔雀の羽のような光線を出す。
X「うわ!こっちはバスターで応戦だ!」
クジャ「どこ見てるの!?」
そう言うとビームの羽根のようなものがXを切り裂く。
X「うわあ・・・ド・・どこにいるんだ・・?」
クジャ「ふふふ・・・・」
X「上!?」
クジャ「後ろよーー!」
X「わかってたさ!」
フルチャージバスターをクジャッカーに命中させた。
クジャ「あ・・ら・・・?な・・なんで・・?」
X「よくわからないけど・・突然後ろって声が聞こえてね・・・!」
Xの体と頭が光る。
クジャ「な・・何あれ・・!?」
ボディパーツとヘッドパーツが完成した。
X「ノヴァ・ストラーーイク!」
クジャ「ギョヘエエエーー!!!」
〜〜〜〜
X「ハッ!」
マー「大丈夫?X。」
X「う・・うん・・」
ダブル「隊長パワーアップしてるデシーー!」
X「ほ・本当だ!」
ダブル「後はアームパーツだけデシね!」
ベル「そろそろ着くわね・・あら?あれは何かしら?」
X「あれは・・・空軍艦隊だ!」
ストーム・フクロウル「我らの誇りに変えても・・ここから先へは通さんぞおお!!」
その頃ホーネックの部隊。なんと、飛行機が撃ち落とされていた。
ホー「あのビーム・・このバイオラボラトリーから発射されてたな・・よーし・・」
そしてゼロ
ゼロ「そろそろ着くか・・ん?下の海に見えるのは何だ?」
アイリス「あれは・・・スティングレン君の海軍艦隊よ!」
ゼロ「ゲッ!撃ってきた!」
ハンターA「隊長!撃ってきました!」
ゼロ「ここは下りて戦うしかねえな!」
アイリス「殺さないでよ!お願い!」
ゼロ「わかってるって!!」
バイオラボラトリー内部、ホーネックがマシュラームを倒していた。
ホー「この野郎、なんで邪魔したんだか・・。隊長とX用に武器チップもって行くか・・。」
そして海。
アイリス「・・・・」
ゼロ「お前がスティングレンか・・。」
スティ「カーネル殿から話は聞いている。お前が最強と名高いハンターゼロか・・。」
ゼロ「ここを通せ。」
スティ「宇宙港へ行かせるわけにはいかん。行きたいなら我らを殺して通るがいい。」
ゼロ「殺すわけにはいかないな。」
スティ「なら貴様が死ね!」
スティングレンの強力な体当たりがゼロに命中。
軍人A「おお!」
軍B「隊長の必勝パターンだ!」
スティ「くらえ!グランドハンター!!」
ゼロ「お?」軽くかわす。
スティ「な!?よけた!?流石に簡単にはいかないか・・。ならば・・・。」
スティングレン、猛回転しながら体当たり。
ゼロ「な!?ぐ・・が・・」
軍C「あの飛行機に乗ってきたのか・・。他の敵がいるとまずいな・・。」
一人の軍人がアイリスの乗っている飛行機を撃った。
アイリス「キャ!何!?キャアアアアア!」
飛行機が宇宙港のほうへ墜落してしまった。
ゼロ「・・・!!!」
スティ「こら!勝手なことをするな!ん?」
ゼロ、撃った軍人に氷列斬を喰らわせた。
軍C「ぎゃあ!」
スティ「き、貴様!よくも人の大事な部下を・・・!」
ゼロ「こいつが何したかわかってるのかお前はーー!!」
スティ「・・・くらえーー!」猛回転体当たり。
ゼロ「ぐおおおおおお!!!!!!」受け止める。
スティ「ウ・・ウワアアアア・・!!」
ゼロ、スティを船の壁に叩きつけた。
スティ「グヘエ!!」
ゼロ「・・・・・」
スティ「私の負けだ・・とどめを刺せ。」
ゼロ「そういうわけには行かねえ。アイリスと約束したからな。」
スティ「生き恥をさらすわけにはいかんのだ・・・。頼む。殺してくれ・・。」
ゼロ「『負け』の事実から『死』で逃げるのか?」
スティ「・・・・!うう・・・」
ゼロ「ハンターベースから応援を呼んだ・・もうすぐお前らを捕まえる・・。
それまで待ってな・・。俺は早く宇宙港へ行かなきゃ!」
スティ「・・・・・・・・・・行って来い。カーネル殿にはどうせ勝てん。」
ゼロ「そんなことよりアイリスだ!大丈夫か!?」
敵の空軍部隊と鉢合わせになったXたちの飛行機。
X「脱出用の小型機で二人は逃げてくれ。俺が戦う。」
マー「一人で!?無茶よ!」
ハンターA「俺たちいますけど・・38人も・・。」
ベル「一人であんな部隊と戦えるわけがないわ!私達も武器を持って・・。」
ハンターA「あの・・俺達・・」
X「だめだ!」
マー&ベル「!・・・・・」
Xは一人(?)で敵の戦艦に攻め込んだ。
X「うおおおおおお!!!!」
軍人A「うてえ!」
Xは敵のメカニロイドだけをうまく破壊し、進んでいく。
軍人B「な・・なんて奴だ・・。」
??「貴様がXか・・よくも我らの戦艦を・・。くらえ!」
無数の空気の玉を連射しXを攻撃。
X「う・わああああ!!お・・おまえは・・」
フクロウル「我の名は・・ストーム・フクロウル!今だ!撃てえ!」
軍人達がXを撃つ。
X「うわあ・・・!」
その時、軍人の中の数人が吹っ飛んだ。
軍人C「うわあ!な、なんだあ?」
マー「どうよこの新型バズーカは!」
ベル「くらいなさーい!」
X「ベルカナまで・・!」
フクロウル「女の出る幕ではないわあ!」
ダブルサイクロンを撃ち込む。
ベル&マー「きゃあああ!」
X「マーティ!ベルカナ!」
しかし二人は無事だった。
そこには巨大な銅鐸型の盾があったのだ。
そしてその盾を持っていたのは・・あの青髪で細目の青年だった。
青髪「ふう・・女性に手を出す方々というのはやはり理解できかねますね・・。」
フクロウル「貴様何者!?」
マー「そのアーマーに盾、あんたもしかして・・!」
ベル「この前助けてくれた人!?」
マー「そーじゃなくて・・。」
X「ヴァジュリーラ!!お前ヴァジュリーラだろ!」
青髪「はい。私(ワタクシ)、ヴァジュリーラFFと申します。」
X「お前死んだんじゃ・・・」
軍人D「この!」サーベルで攻撃。
しかしヴァジュ、サーベルで防御し跳ね飛ばす。
D「うわ!!」
X「そのサーベル、ビームがピンク色・・お前だったのか・・ドラグーンをやったのは!」
ヴァジュ「ハ?なんですかそれは?」
X「とぼけるな!」
フクロウル「仲間割れか!?今だ!一斉射撃!無数の弾をよけられるか!」
ヴァジュ「無数?ちゅーちゅーたこかいな・・34510発ですね・・・」
ベル「何あの数え方・・」
ハンターB「古・・」
ヴァジュ「ターゲット・ストライク!」腕から無数の弾を連射。全部相殺する。
軍人E「な・・何?そんな・・・」
フクロウル「バカな!!」
ヴァジュ、フクロウルの顔をつかむ。
フク「う・・うむ・・・う」
ヴァジュ「私の前で女性に手を出したこと後悔してください。クス。」
X「なんで生きている!?それになんで俺達を助ける!?」
ヴァジュ「だって・・ドップラーに従う意味もなくB(マンダレーラ)もいない・・
そんな私が生きている意味ないでしょう?
それでもハンターやレプリフォースに味方することもない・・。
自分にとって一番大事なものが自分しかないんですよ・・。
そんな時に女性を大事にしている自分に気がつきまして・・
だから女性の敵は私の敵です。というわけでここはお任せください。」
X「・・・・」
ベル「ポッ・・・」
マー「!?」
フク「己!この最高幹部のワシを愚弄しおって!奥の手だーーー!」
エネルギーを四方に連射。
しかしヴァジュは涼しい顔で掌を敵に向けた。
ヴァジュ「ニードル・トルネード!!」(ビームの針が中心にあるビーム竜巻)
フク「ぎゃあああ!!!」
軍人E「フクロウル様が負けた!まさか!」
ヴァジュ「えーと・・殺しちゃいけないんですよね。仕方がない。」
X「・・俺はまだ信用してないからな。」
ヴァジュ「クスクス・・あ、これアームパーツのデータチップです。」
X「・・・貰っておくよ。よし!宇宙港へ行くぞ!」
ゼロが宇宙港についた。
ゼロ「アイリスー!アイリスはどこだ!」
人だかりを見つけるゼロ。落ちた飛行機があると思い、すぐに駆けつける。
ゼロ「オイ!これに女乗ってなかったか!?」
男「いや。俺達が来た時はすでに誰もいなかったよ。」
ゼロ「・・・・」
女「大変よ!宇宙船が一つなくなっているわ!」
少年「髪の長いきれいなお姉さんが乗って行ったよ。」
ゼロ「アイリスだ!くそ!」
そして宇宙船のある倉庫に行った。
しかしその扉の前に一人の男が立っていた。カーネルだ。
ゼロ「どけ!」
カーネル「これ以上我らの邪魔はさせない!」
ゼロ「お前が死んだらアイリスが悲しむ!どくんだ!」
カー「そんなセリフは私を殺してから言うがいい!!いくぞ!」
サーベルを持って突進してきた。
ゼロ「クッ・・!」サーベルで止める。
カー「くらえ!」サーベルを振り、ビームを飛ばす。
ゼロ、それをよけ続ける。その目に映っているのは倉庫の扉のみ。
カー「あの時のようによけ続ける・・か。ならば!」
サーベルを地面に突き刺し、地面から電撃を飛ばす。
ゼロ「な・・ナニい!?」
カー「とどめ!」
また地面に突き刺し、巨大なビームの牙のようなエネルギー波を襲わせる。
ゼロ「こうなりゃ・・ダブルアースクラッシュ!」
カーネルのエネルギー波とアースクラッシュが相殺。
しかし、もう一つのアースクラッシュがカーネルに飛んでいく。
カー「ぬ!ぐああ・・!」避けきれず倒れる。
ゼロ「いまだ!」
カー「行かせはせん!」
サーベルで斬りかかる。
その直後。
ビームサーベルのビーム部分が切り裂かれ、地面に刺さり、消滅した。
カー「な!?何がおきた!?ゼットセイバーにそれほどの威力はないはず!」
ゼロ「これは俺が作った最強剣、ゼロサーベルだ。」
カー「ゼロサーベル!?」
ゼロ「ゼットセイバーみたいに連携は効かないが威力が高い。お前の剣じゃ勝てないぜ。
もうやめろ。これ以上アイリスを傷つけたくないだろ?」
カー「レプリフォースのためにも・・!私の信念のためにも・・・!誇りのためにも負けられん!負けられんのだあああ!!!!」
ゼロ「俺も・・イレギュラーハンターとしても・・信念のためにも・・誇りのためにも負けたくない。
でも・・そんなものよりあいつのほうがはるかに大事なんだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!
それがわからないお前は・・大馬鹿野郎だあ!」
ゼロはサーベルをたて向かってくるカーネルに対し、無意識にゼロサーベルを振ってしまった・・・・!
ゼロ「!しまっ・・・!」
カーネル「ぐああああああ!!!!!!!」
ゼロ対カーネルが終わって数十分後。レプリフォースの兵器にたどり着いたX
(フォースアーマー)、ヴァジュリーラ、ホーネック。
ホー「隊長まだ来てないのかな?」
ヴァジュ「中が荒らされていないということはまだでしょうね。」
X「ともかく・・レプリフォースを止めなきゃ。」
ホー「じゃ俺が囮になる。そこらで暴れてりゃ・・。」
ヴァジュ「一人で大丈夫ですか?」
ホー「お前にやられた時とは違うんだよ。」
ヴァジュ「クス、これは失礼。」
軍人A「侵入者だー!」
ホー「チッ・・早く行け!」
X「気をつけろよ!」
軍A「早く知らせ・・・グヘ!」
ホー「じゃ、始めるか!」
そこらじゅうを撃ちまくる。
ヴァジュ「おー派手にやってますねー。」
X、ドアを発見。ヴァジュはXが入っていったことに気づかず敵と戦う。
X「この部屋は・・・?」
そこにいたのはダブル。
X「ダ、ダブル!何でここに!?」
ダブル「お前を殺すためだよ。」
X「!?なにを・・」
ダブル「あ、一つ教えてやる。レプリフォースとイレギュラーハンターを戦いに導いたのは俺様だ。
両方甘ちゃん揃いでやりやすかったぜ!」
X「じゃああのイレギオンは・・」
ダブル「そう!レプリフォースからパーツを盗んで俺が作ったんだ!」
X「何てことを・・・」
ダブル「待ってたぜ!お前をブツ切りにする日を!」そういって変身。
Xの目に映ったのは、黄色い体、腕から放たれるピンク色のビームソード。
ダブル「始めよーゼ・・・」
X「ドラグーン・・うわああああああ!!」バスター連射。
ダブル「ハッ!何だコリャ!」
まるで効かず、さらにビームソードで突っ込んできた。
X「危ない!」よける。
ダブル「これだけじゃねえ!」すぐにバックして斬りかかる。
X「ぐあっ・・!」
ダブル「ウリャアア!」巨大なビームを放つ。
X「クッ・・プラズマ・チャージショット!」
ダブル「グオッ!?」
ダブル「少しは効いたぜ!」
X「じゃあもっと撃ってやる!」
しかし、それっきり一度も当たらず、敵の攻撃を何度もくらってしまう。
X「連射じゃ効かない・・一度だけじゃ当たらない・・それならストックチャージショットで・・!」
ダブル「プラズマの時よりよえーじゃねーか!何千発くらっても大丈夫だよ!その前にお前が死ぬぜ!くらえ!」
エネルギー派を撃つ。
X「こうなったら・・ノヴァ・ストラーーイク!」命中。
ダブル「ガハッ・・・!!って・・てめえ・・でもそれは一度しか使えないぜ・・。」
X「なぜそれを・・!」
ダブル「クジャッカーも俺が作ったからさ!」
X「そ・・そんな・・」
ダブル「とどめだ!」
ビームソードでXを貫いた。
X「ノヴァストライクが・・プラズマチャージショットが・・連続で使えれば・・もう・・だめだ・・」
(ん?バッファリオ・・ビートブード・・クワンガー・・・そっか・・俺・・もう・・死・・)
「死ぬな!!」(え・・)「まだ早い!」(ゼ・ゼロ・・・)
「エックス
!」(マーティ・・)「お前は死ぬんじゃない。俺が殺すまではなあ!!」(ヴァヴァまででて来た・・)
「まだ・・死ぬべき時ではない・・Xよ・・危険だがこの力を与える・・」
(この声は・・クジャッカーと戦った時の声・・)
ダブル「終わったみたいだな・・あっけねーな・・。ん?」
X「うおおおおおおおおお!!!!!!」
アルティメットアーマーになっていた。
ダブル「な!何だそりゃあ!!!」
X「くらえええ!ノヴァ・ストラーーーーイク!」
ダブル「ゲホッ!!」
X「何発でも!」
ダブル「ギャっ!ゲフッ!クハッ!」
X「とどめだ!ストック・プラズマチャージショットォ!!(オリジナル)」
ダブル「ギャアアアアア!!!!」
さしものダブルも、これに耐え切れず大爆発して死亡。
X「はあっはあっはあっ・・・ふう・・少し・・休もう・・」
ヴァジュ「殺さずに倒すと言うのも難儀ですねえ・・どうやら彼らも終わりのようで。ちょっと休みますか。」
ホー「そろそろ囮役も終わりか・・・俺も奥に向かうか!」
そして、ゼロも兵器内にたどり着き、一つの部屋に入った。
ゼロ「・・・・ん?」
アイリスがいた。何か不気味に光るものを持っている。
ゼロ「アイリス!」
アイリス「ゼロ君?お兄ちゃんと戦わないでってあれほど言ったのに・・
もういい・・・この力を使って・・あなたを殺して私も死ぬ!」
ゼロ「やめろ!カーネルは・・・!」
アイリス、エネルギーを上に投げる。
アイリス「さようなら。ゼロ。」
エネルギーが紫の宝石のような形を作り、アイリスにその力を放出した。
兵器内、Xとヴァジュリーラとホーネックは最深部へ向かっている。
そして、彼らは見つけられなかった最深部への近道となる部屋で異変が起きていた。
−強力なエネルギーの暴走−
その強力なエネルギーの塊から閃光が真下のアイリスに向かって走った。
しかしアイリスはそのエネルギーを浴びなかった。
アイリス「・・・・?」上を向くアイリス。
ゼロがいた。ゼロがエネルギー体から放射される閃光をすべて受け止めた。
ゼロ「おおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
アイリス「ゼロ・・・君・・?」エネルギー体が爆発した。
ゼロ「うわっ!」床に落ちた。
アイリス「ゼロ君!」
ゼロ「けっこう効いた・・・」
アイリス「なんで!?なんでこんなこと・・・!」
ゼロ「お前と戦うなんてできるか・・!バカヤロオ・・」
アイリス「でもっ!でもゼロ君はおにいちゃんを・・」
ゼロ「カーネルは生きてるよ。」
アイリス「ええ!?」
ゼロ「あの時サーベルが当たる前にギリギリでパンチ当ててぶっ飛ばしたんだ。
だからサーベルに触れることなく勝てたんだ。
ま、お前は見てなかったけどな。」
アイリスは座って、涙を流して謝った。「ゴメンね・・。ホントにゴメンね・・」
ゼロ「別にかまわねーよ。それより・・泣くな。」
アイリス「うん・・・ありがとう。」
ゼロ「しかし・・戦いの最中だってのに動けなくなっちまった・・。」
アイリス「じゃあ私が手当てしてあげる。」
ゼロ「あ、ああ・・・・」
ドサクサ紛れに膝枕するアイリス。
ゼロ「あ、お、おい!お前何やって・・・」赤くなる。
アイリス「やっぱゼロ君ってかわいい♪」
ゼロ「かわいいってゆーなあーーー!!」
その頃最深部。
X「ジェネラル!」
ジェネ「よく来たな・・・イレギュラーハンター。」
ヴァジュ「もう終わりにしません?この戦いもうあまり意味ないでしょ。」
ジェネ「我々はイレギュラーと決め付けられた。戦い以外に何ができる?」
X「それは・・・」
ホー「確かに他に何もないな・・。でもよ・・もうお前の部下はいない。
3対1で勝てるとも思えねえ。やめたほうがいいんじゃないか?」
ジェネ「しかし・・軍人として引くことはできんのだよ。行くぞ。」
ヴァジュ「いーいですねー!そー来なくっちゃ♪」
X「そんな・・他にきっと何かあるはずだ!」
ジェネ「くらえ!」ロケットパンチと、腕の関節部から光弾を繰り出した。
ジェネラルに挑むXとホーネックとヴァジュリーラ。
ビームを撃ってくるジェネラル。Xに命中。
X「うわ・・ダ、ダブルより強い・・!」
ホー「おおっとぉ!アブねーー!」
ヴァジュ「おーにさーんこっちらー♪」
ジェネ「流石だ。普通なら避ける事も耐える事もできないのだが。」
X「くらえーー!ストック・プラズマチャージショット!!!」
ジェネ「ムッ・・・」バリアーを張る。
X「そ、そんな馬鹿な・・ゲームではこんなこと・・」
ヴァジュ「Xさん、それ以上は言っちゃいけませんよ! えーそろそろ私も攻撃しますか。ニードル・トルネード!」
ホー「パラスティック・ボム!」どれも弾かれる。
ジェネ「すごい技だ。防御していなかったら危なかった。流石は最強のハンター達だ。」
ホー「偉そうに・・!エナジー・トライアングル!!」
ジェネ「このバリアーは攻撃を吸収し、防御力を高めるのだ。」
X「な、なんてものを・・」
ヴァジュ「ほー・・・・」
ジェネ「そろそろこちらも行くぞ!」
ロケットパンチの拳からビームを乱射し、腕の付け根からビームを撃ち、
さらに腹部の宝玉から剣状のビームを撃ち出す。
ホー「うわああ!!!」
X「今だ!攻撃するんだ!」バスターを撃つ。
ヴァジュ「・・・・・・」
ジェネ「くっ・・ならばロケットパンチを撃ったままバリアーを張るとしよう。」
その言葉どおりロケットパンチがXたちを攻撃し、ジェネラルはバリアーで防御する。
ホー「お前それでも軍人かよ!ビストレオとかキバトドスみたいなもんじゃねえか!誇りなんてまるで無い!」
ジェネ「うっ・・そ、それは・・・」
ヴァジュ「お迷いですねー。じゃあ迷わないようにして差し上げましょう。薔薇双樹(ばらそうじゅ)」
ビームでできたバラの花(茎つき)をいくつも手から出しジェネラルのバリアーに刺す。
X「な、何を・・?」バラの花がだんだん白くなっていく。
ジェネ「花が白くなっていく・・・」
ヴァジュ「バリアーからエネルギーを吸い取っているんですよ。」
花は真っ白になり、バリアーも消滅した。
ヴァジュ「バリアーが無くなればバリアーを使うか軍人の誇りを保つかなんて迷うこと無いでしょう?」
ジェネ「フッ・・ありがとう。では・・そろそろ本気で戦うとしよう。軍人として!正々堂々と!」
ヴァジュ「じゃあ一対一のほうがいいですね。私に任せていただけます?」
X「えっ・・わ、わかった。でもこれは平和のための戦いだ。
お前が負けたら俺がでる。」
ホー「おれもかまわねーよ。」
ヴァジュ「さ、始めましょうか。」
ジェネ「行くぞ!」
再びビームを乱射するジェネラルの大技、「ジャスティスバーニング」が火を噴いた。
ヴァジュ、盾を構えて防御する。
「けっこう反動大きいですね・・ではこちらも。
ヴァジュ、今度はサーベルで斬りかかる。
ジェネ「ハアッ!」その太い腕でヴァジュを殴り飛ばす。
ヴァジュ「いたた・・Bのより強力ですね。・・・・!」
ジャスティスバーニングをまともに受けた。
X「ヴァジュリーラ!」
ヴァジュ「こんなもの・・あの時Xさんとゼロさんにやられたものほどではありませんよ・・私自身あの時より強くなっていますし。
では私も最後の攻撃、行きますよ。」
さっきの白くなった薔薇双樹を浮かばせ、尖った茎の先をジェネラルに向け飛ばした。
ジェネ「ウ・・グアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
あの巨体がぶっ飛んだ。
ホー「あの小さい薔薇がなんでこんな・・いくらたくさんあるからって・・」
ヴァジュ「だってあのバリアーのエネルギー、つまり私達のあの攻撃のエネルギー全部詰まってるんですよ。
倒せないわけ無いでしょう。」
X「す・すごい・・・」
ジェネ「・・私の負けだ。殺すがいい。」
ヴァジュ「そうは行きません。あなたが死ぬと一人の女性が悲しむので。
アイリスさんでしたっけ?全く優しい方ですね、同じレプリフォースってだけなのに。」
ジェネ「・・・・」その時、兵器が揺れた。
X「な、何だ!?」
ホー「地震!?んなわけないか!って事は何だこりゃ?!」
ジェネ「馬鹿な!この兵器が何者かに勝手に動かされている!地球が危ない!」
X「どうすればいいんだ!?」
ジェネ「このドアを通ってこの兵器のコントロールルームに行ってくれ!」
ホー「よし!いこう!」
X「おう!」
レプリフォース編終わり
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