晴嵐華さんよりロックマンX小説4

第八話「ユーラシア」

エックス「ゼロ!まだ寝てるの?アイリスさんとのデートに遅れるよ!」
ゼロ「ん・・・・まだ六時じゃないか・・・もう少し寝かせろよ・・。」
エックス「何言ってるんだよ!身だしなみとかすればすぐに時間だよ!」
ゼロ「なんか妙に今日は積極的だな・・・・。」
エックス「今日は町の復興を祝って祭典があるからゼロの身だしなみ を整えておこうかなあ〜って昨日の夜決めたの!」
ゼロ「そんな事勝手に決めるなよ・・・・。」
エックス「ほら!起きてシャワー浴びて!ご飯食べて!歯磨きして!」
ゼロ「朝から説教かよ!!」
エックス「アイリスさんに嫌われたくなかったらほら!」
ゼロ「くっそう・・・・・。」



3時間後
ゼロ「これで良いか・・・・?」
エックス「まあいつものデートの服装よりはましだね・・。」
ゼロ「じゃあ行ってくる・・・。」
エックス「いってらっしゃい。はあ〜あの二人うまく行くと良いなあ」


そしてゼロはアイリスとの待ち合わせ場所に着いた
ゼロ「アイリス!遅れてごめん。」
アイリス「いいのよ私も今来たばっかりだから」
ゼロ「じゃあ・・・行くか・・。」
アイリス「うん。」

そして二人は祭典を見学しようとしたその時



そして二人は手をつなぎ祭典に行こうとしたその時通信機が鳴る
ピリリリリリ
ゼロ「何だ?エックス。今アイリスとのデート中なんだぞ・・・。」
エックス「大変だよゼロ!ユーラシアが何者かに占拠されちゃったんだ!」
ゼロ「何だと!」
エックス「悪いけど・・・ハンターベースに戻ってきて。」
ゼロ「分かった・・・。」
アイリス「どうしたの?」
ゼロ「仕事だ・・・。」
アイリス「そう・・早く悪い人たち退治してきてね。」
ゼロ「アイリス・・・・。」
アイリス「ほら早く行った方が良いんじゃないの?」
ゼロ「すまない!アイリス!」

第九話「仲間」

ゼロ「エックス。」
エックス「ゼロ!いつもながら速いね。」
ゼロ「緊急事態だからな。」
エックス「じゃあ行こう総監が待ってる。」
ゼロ「総監?辞職したんじゃなかったのか?」
???「新しい総監が決まったのよ。」
エックス「誰?」
エイリア「私よエックス。」
ゼロ「エイリア!」
エックス「どうしたの?君はオペレータールームにいるはずなのに。」
エイリア「あなた達があまりにも遅いから総監が連れて来いって。」
ゼロ「総監直々にお出迎えか・・・・。」
エックス「とりあえず行った方が良いみたいだね。」
エイリア「そうね。」


コンコン
シグナス「誰だ?」
エイリア「エイリアです。総監イレギュラーハンターエックスとゼロを 連れて来ました。」
シグナス「そうか・・・入ってくれ」
エックス「第17精鋭部隊隊長エックスと申します。」
ゼロ「第0特殊部隊隊長ゼロです。」
シグナス「君たちの活躍は聞いている私はシグナス前総監が辞任したために 新たに総監となった者だ宜しく頼む。」
エックス「あっはい・・・・・・。」
ゼロ「・・・・・・。」
シグナス「どうした?」
エックス「あっべっ別に・・・・・」
ゼロ「いや・・・前総監よりも人付き合いが良さそうだなって・・・。」
シグナス「そうか?それに私の事はシグナスで良い。」
エックス「えっでも・・・・・・・。」
シグナス「これは命令だぞ?エックス。ゼロ。」
ゼロ「ああ。わかった」
エックス「わかりました。」
エイリア「・・・・そろそろ本題に入るわ。」
シグナス「ああ・・・・・・。」
ゼロ「そんなに深刻なのか?」
エックス「そうなんですか?」
エイリア「実は・・・・・・・・・。」

第十話「真実」

ゼロ「何だって!」
エックス「このままだとユーラシアが地球にぶつかる!?」
エイリア「しかも16時間にね。」
シグナス「そこである作戦がある・・・・。」
エックス&ゼロ「作戦・・・?」
シグナス「実は・・・・・。」


ここは占領されたユーラシア
ここから 居るはずもないレプリロイドの声が 聞こえる。

レノン「シグマの奴・・・とうとう・・人間にまで復讐の手を・・・・。」
ミラージュ「レノン・・・・・。」
レノン「ミラージュ・・・・居たのか・・・・。」
ミラージュ「レノンは・・・・それで良いの?」
レノン「なっ・・・・。」
ミラージュ「レノン・・・言ってた・・・いつか・・シグマの呪縛から
自分で抜け出すって・・・・光の下に出るんだって・・・だから・・・
このままじゃいけないと思う・・・・・。」
レノン「ミラージュ・・・・だけど!俺は・・・・。」
ミラージュ「ゼロの事ね・・・・・。」
レノン「俺は・・・ゼロの・子供・・なんて言って信じるわけねえだろ
それに・・・・・シグマの呪縛もある・・・・・。」

そう言って腕を見る腕には刻印がされていた

ミラージュ「・・・・・それ・・・・。」
レノン「お前には刻印は無い・・・・俺は・・あの計画に 居なくてはいけない・・・・・
だからシグマは・・俺に刻印を ほどこしたんだ・・・」
ミラージュ「・・・・・じゃあ・・・・。」
レノン「ミラージュ・・・・?」
ズバアアアア!!!!
レノン「ミラー・・・・・ジュ・・・何・・・・・を。」
ミラージュ「ごめんね・・・これしかあなたを解放することはできないの・・・・。」

光る矢で刻印をされた腕を切り落とす

レノン「ミ・・・・ラ・・・・・−ジュ・・・・・。」
ミラージュ「死ぬのはあたしだけでいいのよ・・・。
だからあなたは 私の分も生きて・・・・・。」
レノン「ミラージュ・・・・・おまえも・・・一緒・・・・・に・・・。」

こうしてレノンは刻印をされた腕と共にハンターベースに流れて行くのだった

エイリア「シグナス!ベースの前に落下物・・・・レプリロイドです。」
シグナス「レプリロイド?先発派遣隊か・・・・?ゼロ見てきてくれ」
ゼロ「ああ・・・・。」
エックス「俺も行くよ。」

レノン「う・・・・・ここは・・・ハンターベース・・・・
ミラージュの奴 わざわざ・・・・こんな所に・・・・飛ばしやが・・・・って・・・バタッ!」

そこにエックスとゼロがやってくる

エックス「ねえゼロ・・・・あれって・・・・・。」
ゼロ「レノン!・・・あいつ・・・なんでココに・・・・。」
エックス「あんなに強いレノンがこんなにボロボロになるなんて 何かあったのかな・・・・・。」
ゼロ「とりあえずここに置いとくのもなんだし・・・シグナスの 所に連れて行くか・・・・。」
エックス「そうだね・・・・。」

こうして悲しき運命を辿る3人の戦士が出会うのだった。

第十一話「情報」

レノン「う・・・・・こ・・・ここは。」
ジルバ「あらあんた目を覚ましたのね?」
レノン「だ・・・誰だ貴様!ここはどこだ!」
ジルバ「あんたねえ・・・あたしにそんな口聞いて良いの?」
レノン「答えろ!」
ジルバ「ここはハンターベースあんたが居る場所は介護室・・・
ちなみにあたしの地位はハンターや総監があたしの一言で動く くらい偉い人なのよ?」
レノン「・・・・・・・・。」
ジルバ「まあこの事はゼロ達も知らないんだけど?」
レノン「・・・・・出せ・・・。」
ジルバ「ん・・・?」
レノン「俺をここから出せ!!」
ジルバ「あなたを出すのは別に構わないけど・・・
その怪我じゃあ 無理ね
それにあなたにシグマが何をしようかも聞きたいし。」
エックス「どうだ?ジルバ。」
ゼロ「大丈夫そうだな。」
ジルバ「まあ目覚めたから話くらいは出来るわ。」
レノン「取引・・・・だと?」
エックス「レノン・・・俺たちは君を破壊しようなんて思ってない
俺たちは君と取引がしたいんだ。」
レノン「・・・・・。」
ゼロ「つまりお前がシグマの情報を教えてくれたら俺たちはお前を直して 解放するってわけだ。」
エックス「どうだ?悪くないと思う条件だが?」
ジルバ「ちょっとゼロにエックス無理があるんじゃないの?
この子は シグマの手下なのよ?手下が黒幕のシグマの安否に関わる情報を教えると 思う?」
レノン「俺はもうシグマの手下じゃない・・・
だからあいつがどうなろうと勝手だ・・・・・・・
だから・・取引に応じよう・・・。」
ジルバ「あらそうなの?」
レノン「あいつはお前らの知っているとおりユーラシアを地球に落とそうと している・・・
しかもユーラシアは地球に向かっている・・・シグマウイルスを乗せてな・・・・。」
エックス「何だって!」
ゼロ「あいつ・・・・・。」
レノン「シグマは生き残ったレプリロイドを自分の道具にしてお前らを潰す気 なんだよ。」
ジルバ「そんな恐ろしいことを・・・・。」
レノン「これで俺の知ってることは全部だ・・・俺を解放しろ。」
シグナス「いや・・・1つ聞きたいことがある・・・。」
エックス「シグナス!」
レノン「・・・・・何だ・・・。」
シグナス「どうやったらユーラシアを落とせるんだ?」
レノン「どうしてそんな事を聞く?」
シグナス「シグマの事だきっともしもの時も考えているだろ?」
レノン「しょうがねえ・・・そこまでは俺も詳しくは知らない・・
だがヒントぐらいにはなる・・・・おまえらの手元には
エニグマという旧世紀粒子法を再起動してユーラシアに
ぶつければいい話だ。」
シグナス「我々もその方法はかんがえついただが再起動が
どうしても出来ないんだ・・・。」
レノン「その再起動をするパーツの場所をお前達のモニターに 転送しておいた。
今度こそ俺のしってる情報はここまでだ。」
シグナス「そうか・・・だが感謝する。」
ジルバ「じゃあ取引通りレノンは解放するわ。」
シグナス「ああ・・・・。」
プシュウウウウウウ

ジルバがコンピューターを操作するとレノンが寝ていた シェルターが開く

レノン「・・・・・。」
無言で自分の体をみつめる
ゼロ「・・・・・・・・・。」
エックス「出口はまっすぐ行けばあるからそこから出てね。」
レノン「転送装置は無いのか・・・・?」
ジルバ「あるけど?使う?」
レノン「ああ。世話になった・・・・。」
ゼロ「あっああ・・・・・。」
転送装置が動き出しレノンがそこに入る
レノン「ゼロ。1つだけ忠告しといてやる。」
ゼロ「何だ・・・・?」
レノン「気をつけろ今回の狙いはゼロお前だ。」
ゼロ「ちょっと待て!・・・。」
レノン「じゃあな・・・・。」
シュウウウウウウウウ
ゼロ「・・・・・俺が・・・狙い・・・。」
エックス「ゼロ・・・深く考えない方が良いよ。」
シグナス「そうだ・・・それよりも作戦を立てる。」
ジルバ「そうした方が良いわ時間は少ないんだし?」
エックス「ああ。」   ELITE HUNTER ZERO